うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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中森明菜「難破船」

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     前に、エントリーのコメントで、中森明菜の「難破船」の話題が出ていましたが、改めて、旗を立ててみましょうかね。
     「夜のヒットスタジオ」で、「不思議」の中の曲を歌ったのが、DVDで出ていたので、小遣いをはたいて買ったんですが、この「夜のヒットスタジオ」版の中森明菜特集DVD-BOX、時期の関係で入っていない曲があります(「サザン・ウインド」とか)。でも、「不思議」の中の「BACK DOOR NIGHT」と「マリオネット」は、音楽史に残したいような、すごい歌唱です。今は「パフォーマンス」と言うのでしょうが、ワタクシ個人は、気に入らないので使いません。
     それはどうでもいいや。「難破船」は、ベスト・テイクが見られるんですが、……いや、聴けるんですが、もう、歌い終わったらこの人、死んじゃうんじゃないか、という緊張感で、私は、体調の良いときでないと、見られません。引きずり込まれそうで。
     中森明菜が、別の誰かだったら、適度の緊張を込めて感動「的」な歌を歌い続け、いまごろは紅白のトリでも務めていたところなんでしょうが、200%の歌唱を、本人が出さざるを得なかった――という感じでしょうか。
     これは前に書いたことですが、中森明菜って、人一倍歌手であると同時に、たぶん、といっても邪推ですが、舞台恐怖症の気があるような気がしてならないんですね。かろうじてマイクにしがみついている感じ。
     でまあ、YouTubeで検索してみると、「難破船」はいくつか出てくるんですが、私が検索して出てきた「難破船」には、投稿者のコメントとして、大失恋の直後にこんな歌を歌わせるなんて……、という趣旨の文章がありますが、これはちょっと違う気がします。「難破船」が発表されたのは1987年、「大失恋」とある、中森明菜の自殺未遂は1989年ですのでね。
     ただ、そう思いたくなる気持ちも分かるんです。それだけ歌と本人が同化している、っていうことでしょうね。

     ここで閉めると、ただのごたくですので、与太話を書いておくと、私、中森明菜と誕生日が一緒です。そのこと自体はどうでもいいんですが、石川秀美も同じ誕生日なんですね。同じ日に生まれて、同じように80年代アイドルをやっていても、人生は、こんなに違うものなんです。
     ……幸せになって欲しいんだけどなあ……。


     
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    中森明菜「FIXER」

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       中森明菜の「FIXER」ですが、そうですね……最初からこういう歌手だ、と思って聴けば、相変わらずの(ここ、矛盾していますが、他に言いようがないので……)何かに挑戦しようとする中森明菜が味わえて、いいアルバムだ、と思います。いろんなことを経て、声は大丈夫なのか、と紅白で心配もさせられましたが、退く姿勢が全然ありません。熱唱はできませんが、媚びも退きもしない中森明菜を、私は応援していくでしょう……たぶん。
       「たぶん」と言うのは、こういう破滅型の人は、何がどうなるのか分からないんで、そこは保留です。ただ、それも含めての、中森明菜ファン、ということですね。
       しかし、もう昔の曲は歌えないんでしょうねえ……。

       
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      山下達郎「クリスマス・イブ」

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         山下達郎のラジオ番組で言っていましたが、「クリスマス・イブ」が30年、オリコンのベスト100に入ったそうです(合い間に入らない年があったようですが)。
         発表当時は、「こんな地味な曲は売れない」といった意味のことを言われていたそうですが、なんでしょうねえ……私は、山下達郎というとシュガーベイブとか、「サーカス・タウン」とか未だに言っているおっさんなので、この曲の良さは、いまひとつ、分からない感じなんですが、この曲、歌詞を読むと、切ない歌なんですよね。「君」は来ないわけですから。
         その、デフォルト来ない「君」が、来て欲しい、ということなんでしょうか。それなら、分かります。

         全然、関係ないのですが、我が家はきょう、クリスマスパーティーでした。ふたりで、ちょっと美味しいものを、ちょっと食べて、ウィルキンソンの辛口のジンジャーエールで乾杯しました。地味なもんです。ひとりでホテルにでもディナーを食べに行けば、ひと皿で終わるぐらい。一人前じゃなくてね。
         ウィルキンソンの辛口があったのは、うれしいことでした。
         
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        「断捨離」

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           もうそろそろ、年末年始の歌番組と、お笑い番組を録画予約する準備に入らないといけないのですが、白状しますとね、私、去年の(2014年)年末年始番組、まだ編集し終わっていないんです。情けない。
           「紅白」などは、いっそ全部録ってしまって、データベースソフトに、「何分から誰が出ている」、と書いておいたほうがいいのかもしれませんが、見ないで録っている番組は、どうしたものか……。
           なんだか、急に老け込んだような気がしますが、それはあくまでレトリックですので、ご心配なく。
           とりあえず、消していい番組は、ばさばさ消していこうと思います。この1年、見返していない番組、あるいは楽曲は、結局、私にはいらない音楽だ、ということで。
           
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          「サウンド&レコーディングマガジン」2015年10月号

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             訳あって、この記事は季里のブログと、ほぼ同じ内容です。
             「サウンド&レコーディングマガジン」2015年10月号で、山下達郎さんが「SONGS」の40周年記念盤を出した内幕を語っていらして、買ったのはいいのですが、ちょっと仕事がかさんで、読めずにいました。
             きょう、ちょっと時間があったので、かなり長文のインタビューや写真を読んで、見て、いろいろ得る所がありました。音響機材や技術の話も面白い(ただし内容は、理解しているとは限らない)ですが、分かりやすい文章を……。

            (前略)音楽と音はどういう関係なのか。トランジスター・ラジオのチープな音でも、感動するものってあったわけじゃないですか。昔聴いたラジカセに対し て、オーディオ的にどうこうとは誰も言わなかった。十分な感動があった。今じゃ子供はみんなスマートフォンで聴いているわけですよ。僕らに言わせたらそん なの音じゃないけど、それで”泣ける”って言う子もいる。だとしたらそれは僕らがトランジスター・ラジオで聴いていた感動のツボと似たものがあるのかもしれない。僕らのツボとは違うだけで。だから彼らがそうやってスマートフォンでエレクトロ・ポップを聴くのを”こんな今の音楽なんて”って言ってしまうの は、果たして正しいのかなって思うんだよね。僕らがそれについていけないって理由だけで。この音楽がいい音だ/ひどい音だっていう基準は完全に主観でしかなくてね。(後略)

             私が、「SONGS」を初めて聴いたのは、40年前になりますが、モジュラーステレオというものでした。音の善し悪しで言ったら、おせじにもいい感興ではなかったはずです。吉田實奈子さんの「レインボー・シーライン」にノックアウトされたときには、AMラジオ
            で、全国版の放送を、ノイズ一杯で聴いたわけですよ。
             そういうスタンスの中で山下達郎さんがリマスター&リミックスした「SONGS」を、私は、「最高の音質」ではない環境で、愛聴できていて、音の良さを感じるわけです。
             山下達郎さんは、「EXILEの曲の次に流れても、ひけをとらない」音を作った、と言っていらして、それで私が思うのは、大人がむきにならなければ、世の中は面白くならない、ということなんです。SUGAR BABEがEXILEと勝負をしよう、というのは、いわゆる「大人」はしないことですね。ですが、そういう気概があるから、山下達郎さんのいまがあるんだ、と思います。
             私は長年、「早く大人になりたい」と思っていたのですが、それは逆に、子供っぽくなってしまうことだ、と気づくのに、54年かかりました。さて、子どもの時代は終われるかどうか。いや、終わらなければならない、と思います。
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            あすの「ミュージックステーション」

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               こんなブログを読んでいる方には、いまさらかもしれませんが、あす10/23の「ミュージックステーション」には、ゲスの極み乙女。が出ます。ザ・クロマニヨンズも出ます。
               とりあえず、お知らせまで。
               
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              和解

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                 合唱曲「メイプルシロップ」の件は、めんどくさいのでスルーしよう、なんて思ってしまったのですが、ツイート元の方が、熱烈な合唱ファンで、見識もあるということが(ツイートがなぜか見られなかったので、プロフィールを見て、確認しました)分かったので、こちらも折れて、結果的に仲よくなりました。そういうこともあるんだなあ……。
                 で、「メイプルシロップ」の歌詞の件ですが、作詞の穂村さんのお話からの私の解釈ですが、ここにふたつの世界があって、僕らは(たぶん)ふたつの世界があって、ひとつの世界では、コンビニでおにぎりを買ったり、仔猫を拾って名前を考えたりしている、そういうささやかな世界である。自分たちはそういう世界にいる。
                 しかし、僕らが所属しているもうひとつの世界では、コンビニの棚は空っぽで、彼女の声も銃声で聴こえなかったりする、そういう世界にも生きている。そのふたつの世界の中で、主人公は、かろうじて「仔猫の名前を思いついた」、と言う。そういう、ほんとうに小さな世界で、どちらがどう、というメッセージ性ではなく、単に、ふたつの世界を比べてみせて、そのふたつの世界が同じ次元にあることを表わしているのが、「メイプルシロップ」なのだ、と。
                 まあ、だいたいそんなことだとは思ったんですが、解釈は、確かに難しいですね。それを乗り越えて、解釈から表現に持っていくものが、すばらしい、と思うわけです。

                 「けいおん!」とか、吹奏楽なら「響け!ユーフォニアム」とか、アニメはたくさんありますが、合唱は、綜キャストが多くなるせいか、アニメにもしてもらえません。残念なことです。
                 合唱が昨今、流行らないのには、もっと切実な問題もあるのですが、きょうは疲れているのでこの辺で。
                 
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                「メイプルシロップ」の歌詞

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                   Twitterで、今年のNコン・高校の部の課題曲「メイプルシロップ」の歌詞が、「来年の課題曲がマジキチすぎ」というツイートで紹介されていました。
                   何はさておき、まず、「メイプルシロップ」は、来年ではなく、今年の高校の課題曲です。どこかから引っ張ってきた歌詞の画像には、(女声暗部)と書かれていましたが、これは誤植ですね。
                   で、「メイプルシロップ」の歌詞ですが、現代短歌で活躍している穂村弘さんの手によるもので、手を抜いていない、真摯な作品です。まあ、難しい人には難しいんでしょうね、Nコンでは、穂村さんに歌詞の意味を訊いていましたが、それでほぼ完全にクリアになっている、と私は判断しました。
                   要するに、音楽は、J-POPの「僕は君が好きで、出逢えて良かった」というのをダラダラ引き延ばした曲だけではない、ということです。数々のメタファーによって表現される、現代とそこに生きる人の姿は、そんなに簡単なものでもない、と。
                   とりあえず、「メタファー」というものについては、少しは調べてみるべきだ、と私は思うのですが。

                   
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                  六兆年と一夜物語

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                     和楽器バンドの「ボカロ三昧」の中の曲です。
                     私の視聴環境では、DVDで聴いたほうが、はっきりと歌詞が聴こえるのですが、とにかく、すごい、としか言いようがありません。もともとボカロの曲ということで、人間では歌えないような速さで歌われるのですが、その速度に追いついているのが、すごい。ヘビーローテーションで聴いています。
                     和楽器バンドのファンでなくても、「ボカロ三昧」は、DVDを聴いたほうがいい、とあくまで私は思います。
                     
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                    おめでとう>郡山二中(合唱)

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                       NHK合唱音楽コンクール、きょうが最後で、中学の部でした。
                       また、個人的な評価をつけながら聴いていたのですが、金賞と銀賞は、予想通りでした。
                       まずは、金賞の鶴川二中、おめでとうございます。すばらしい演奏でした。自由曲の選曲が尖っていて、充分な表現力があった、と思います。
                       その上で、敢えて私個人がうれしかったのは、銀賞の郡山二中です。
                       三善晃の「五つの童画」なんて、中学生が歌う曲じゃないですよ。いや、いまはそうでもないのかな? でも、挑戦であることはまちがいなく、しかも、独自の解釈をしている。全てが、私のツボに入りました。金賞も同じ賛辞を送りたいのですが、私が三善晃のファンだ、ということで、お許し願います。私が「審査」しても、毒にも薬にもなりませんしね。
                       とにかく、20年ぐらい前だったら、高校生でも二の足を踏むような曲に挑戦して、一定の結果を残して下さった皆さんには、心からのおめでとうを言いたい、と思います。
                       諦めないで、聴いていた甲斐があったというものです。

                       「五つの童画」は、三善晃作品集ということで、いまでもAmazonの中古で買えますが、エンタテインメントではないので、全ての人にお勧めはしません。
                       ただ、現代音楽の領域の中では、分かりやすいほうですし、はまる人は、はまると思います。
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