うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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[DJ883] iTuens 終わりか?

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    早見「いや、大変ですよ、ブースカ君」

    ブースカ「またお金なくしましたか」

    早見「そんなになくしてないよ。ときどき本のダブり買いを……じゃなく! アップルが iTunesをなくすおそれがあるんだ」

    ブースカ「なんですと?」

    早見「私が買っている、さもなくば買ったCDやレコードのコレクション、いろいろを、泣きながら整理してきたのが水の泡になる可能性もあるってことですよ。それはオーバーだとしても、自分のLPをデジタル化した曲と、iTunes Store で買った特殊なファイルの曲とを一元化するのには、どうしたらいいのか。くよくよ……」

    ブースカ「自分でくよくよと言う人がいるですか。これはもう、CDプレーヤを活かして、いちいちCDを出してきて聴く、という昔ならではの方針にしたらどうでしょ」

    早見「君はときどき、まともなことを言うね」

    ブースカ「いやあそれほどでも」

    早見「そうなんだよねえ。バラコンは、たぶんまだ動くから、それで円盤を聴いていればいい……という考えは、なくはないんだよねえ」

    ブースカ「あまり乗り気に見えませんね」

    早見「私が小説を書くときは、iTunes の曲をランダムに聴いて、絞り込んでいって、イメージを作ることが非常に多いんですよ。その技が使えなくなっても……」

    ブースカ「三文作家ひとりの言い分なんか、聴いてもらえない、と?」

    早見「だってそうでしょう。アップル、マイクロソフト、Amazon、その他で互換性のないコンテンツを売って、競争をしている。困るのはユーザだけだよ」

    ブースカ「この際、新しい曲を買うのはやめたらどですか」

    早見「iPod classicがなくなったときに、考え直していればねえ……」

    ブースカ「まあ、おちついて。きょうの一曲はなんですか」

    早見「劇団ひまわり/ブレーメン・オーケストラで、『ブレーメン・マーチ』。24時間テレビで放映されたアニメ『ブレーメン4』の主題歌です」

    ブースカ「また見つけにくい曲を……」

    早見「作曲が樋口康雄なんだよ」

    ブースカ「ほう……って、樋口康雄っていうところが、ポイントですか」

    早見「です。……それではきょうはこの辺で。またあした、またはいずれ。

     

     

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    [DJ883] 無罪モラトリアム(椎名林檎)

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      早見「DJって、けっこうネタに詰まるもんだね」

      ブースカ「もう泣き言ですか。10曲もいってないでしょ」

      早見「目標は5,000曲です」

      ブースカ「また、叶わない目標を立てましたね」

      早見「いや、五千ならいくでしょ。私のパソコンには15,000曲ぐらい入っているし」

      ブースカ「その内、何曲聴いたんですか」

      早見「さあ……ただ、すべてのものは、富士山の形をしていてね」

      ブースカ「また分かりにくい説明ですね」

      早見「簡単だよ。すべてのものには、裾野があるんだよ」

      ブースカ「まあ、裾野がないと、座りが悪いですね」

      早見「でしょ? ほんとに私が聴きたい1曲を見つけるには、その何倍もの曲を聴いてみないと見つからない。それだけのこと」

      ブースカ「むう……反論できません」

      早見「いちいちしなくてもいいんだよ、反論なんか」

      ブースカ「で、きょうの曲は?」

      早見「椎名林檎の、まだインターネットが盛んになる前のアルバムです。なんか、「りんご」というのがいやで、買い逃していたんだけど、CDショップでジャケットを見て、なんとなく買ったら大当たりだったという」

      ブースカ「ジャケ買い、というものですね」

      早見「そうですね。こういうのがあるから、CDはなくなってはいけないのです」

      ブースカ「それでは、椎名林檎さんのデビューアルバムをどうぞ」

      早見「またあした……はないかな。とにかく、またいずれ」

       

       

       

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      [DJ883] RIDE ON TIME(島津亜矢)

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        早見「いい夜をお過ごしですか。早見慎司です」

        ブースカ「アシスタントのブースカです」

        早見「なんだかせわしなくて、更新が遅れてすみません」

        ブースカ「今回の『RIDE ON TIME』は、山下達郎のアレですね」

        早見「ソレです」

        ブースカ「ズバリ、いかがでしょう」

        早見「これは収穫でしたね」

        ブースカ「いいですか、そうですか」

        早見「演歌歌手がポップスを唄うときは、ちょっとした勘違いがあることがあるんだね。ポップスを演歌調で唄って、鼻につくことがある、と言ったら、言い過ぎだろうか」

        ブースカ「まあ、あくまで個人の見解ですから」

        早見「今後、気をつけます。で、島津亜矢という人は、こぶしをへたに回さず、声の張りで表現する人なんですな」

        ブースカ「なんですか」

        早見「その辺、細かいところは、今夜の『うたコン』で、美空ひばりとCGで共演しているので、比べると分かるんだけど、とにかく島津亜矢は『RIDE ON TIME』にぴったりでしたよ」

        ブースカ「父ちゃんは、文句を言うだけではないんですね」

        早見「できることなら、すべての歌に喝采を送りたいんですけどね……」

        ブースカ「ネットでの評価も高いようですね」

        早見「私が知らなかっただけなんだね。ぎゃふん、と言いつつ、それではまたあした、またはいずれ」

        ブースカ「長い目で見てやって下さい」

         

         

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        [DJ883] 夢・恋・人(藤村美樹)

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          早見「開始早々、失敗の多い文字DJですが、またやらかしました。タイトルに日付を入れていたんですが、数字が分からなくなって、曲名に変更します」

          ブースカ「アシスタントのブースカです。父ちゃん、家にカレンダーはないんですか」

          早見「5セットあります……」

          ブースカ「あいかわらず、ぽんこつですね。で、なぜ今日は『夢・恋・人』なんですか」

          早見「特にテーマのないときは、iTunes のシャッフル機能で出てきた曲をかけています」

          ブースカ「で、『夢・恋・人』ですか」

          早見「キャンディーズが解散した後で、本当に普通の女の子になったミキこと藤村美樹が、一瞬再デビューして出したCMソングです。LPもCDもあるよ」

          ブースカ「ポイントは?」

          早見「アルバムの半分が、詞・松本隆、作・編曲・細野晴臣だということだろうねえ。重厚かつ芳醇な、お勧めアルバムです」

          ブースカ「いまでも買えますか」

          早見「買えますね。元気を出したいとき、がいいかな。スターボーを知っている人には、同系統と言えるかも知れません」

          ブースカ「スターボーの方が、知られていないのでは?」

          早見「それはまたの機会に。きょうはちょっと案件を抱えているので、またあした、またはいずれ」

          ブースカ「オラは普通のイグアナになりたいとは思いません」

           

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          [DJ883] 2019.5.23

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            ブースカ「アシスタントのブースカです」

            早見「DJより先に出るアシスタントがいるかい」

            ブースカ「まあまあ。ともかく、きょうのお題は初めて買ったアルバム、ですが」

            早見「それは井上陽水『氷の世界』ですね」

            ブースカ「父ちゃんの最近のリスニング傾向とは違う気がしますね」

            早見「それぐらい流行っていたのよ。おまけに『氷の世界』でしょう」

            ブースカ「なるほど。父ちゃんが棄てた故郷のイメージである、と」

            早見「まあ、雪国の歌を、九州の人が作って歌っている不思議はありましたね」

            ブースカ「父ちゃん、頑固ですからね」

            早見「頑固のことでは言われたくないなあ。で、話を『氷の世界』に戻すと、表題曲の『氷の世界』より、例えば忌野清志郎と一緒に作った曲の方が面白かったりするんです。2曲あるんだけど、1曲が『待ちぼうけ』で、もう一曲が思い出せないなあ」

            ブースカ「では、『氷の世界』一曲に絞って話しましょうか」

            早見「はい。この曲はアルバムがすごく売れたんだけど、『氷の世界』一曲で言うと、カバーがいくつかありますね。ちあきなおみとか、村下孝蔵とか、矢野詢子とか。どっちもしっとりした感じの歌になっているんですが、異色のものと言えば、荻野目洋子ですねえ。とんがったアレンジで、ヴォーカルも表現力豊かです」

            ブースカ「ベストアルバムに入っていますか」

            早見「入っていません。理由は知らないけど。『荻野目洋子ザ・ベスト』には、入ってないんですねえ。その代わり、曰くつきの『無国籍ロマンス』が入っています」

            ブースカ「無国籍、ですか?」

            早見「そうなんですよ。何がって、坂本龍一の作曲なんだけど、明らかに投げた曲ですねえ、これは」

            ブースカ「それはどの辺が?」

            早見「作詞が岡田冨美子で、この人は日本語がおかしい人です。JASRACの関係で、具体的には言えないんですが、何しろ「無国籍ロマンス」ですしねえ……。たぶん、曲が先にあったんじゃないかと思いますが、ちぐはぐなんですな。しかも、編曲は入江純という人がやっていて、パッとしないというか……」

            ブースカ「まとめると、ちぐはぐなんですな」

            早見「私が言いたいことを、言わないで欲しいなあ。まあでも、気になる方には、「荻野目洋子ザ・ベスト」に入っていますので、その筋の方の曲に興味のある方は、どうぞ」

            ブースカ「どじょ」

            早見「では、あした、またはいずれ。よい眠りを。

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