うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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加藤登紀子&中森明菜「難破船」

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     中森明菜の「難破船」は、加藤登紀子による楽曲ですが、ご本人も歌っていらっしゃいます。(敬称略)

     どっちが上、ということはもちろんないのですが、中森明菜の「難破船」とか、再三言っている「不思議」などは、人生がそのまま反映されて血だらけになっている感じがして、冷静には聴けないですね……。

     「夜のヒットスタジオ」のDVD-BOXには、中森明菜が生で歌っている「難破船」があって、視ながら聴くと、「もういいから、誰か解放してやれよ……」という気分になってきます。緊張で震えが止まらない様子などを、カメラは冷酷に映しています。

     その上で、やはり私にとっての「難破船」は、中森明菜版が、いい……を通り越して、私も緊張せざるを得ないのですが、まちがえてはいけないのは、中森明菜が「事件」を起こしたことで、それは「難破船」の2年後(たぶん)だ、というのは、胸に留めるべきかと思います。中森明菜は、プライベートとはまた別に、「そういう人」なんですよね。

     ワタクシ的には、たとえ中森明菜の歌が聴けなくなっても、小さな幸せをつかんで欲しかった、というのが持論です。ぶれやすい私には珍しく、そこだけはぶれないのですが、それこそ、忖度をしない失礼な奴かもしれません、私は。

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    【ジュニア文庫博物館】花井愛子「ミネストローネに乾杯!」

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       花井愛子「ミネストローネに乾杯!」(88年)を落手。どこかで、角川スニーカー文庫、という記述を見た気がしますが、その前段階、角川文庫青帯の一冊(少なくとも初刷では)。青帯の女性向けは、バラ色の帯が本の頭につきますが、この本はバリバリの少女小説でも、頭の帯は青色。この段階では、女性読者も狙っていたと思われます。この形式での花井愛子=角川文庫はこれが3冊目です。

       中身は業界もの(コピーライター)。感想は特に書きません。イラストは坂田靖子ですが、デザイナーが気にしていないらしく、表紙の地色が青になっていて、青帯が結果的に背表紙だけになっています。

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      中森明菜「不思議」のアナログ盤

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         寝ている内に、ふっ、と気になって、ブラウザを立ち上げました。

         理由は、中森明菜「不思議」にアナログ盤があるかどうか。いやまあ、冷静に考えると、アナログ盤がなければ、紙ジャケット盤は出ないでしょうが。

         なぜ、そんなことに気づいたかというと、私が初めて買ったCDが「不思議」で、その音圧に圧倒されて、これはCDの音楽だあっ、てなことを考えたからですが。よくいますよね、「LPの時代は終わった」とか言う輩。それが当時の私です。生まれてすみません。

         そういえば、山下達郎が、ちょっと前にデビュー盤「SONGS」のリマスター&リミックス盤をCDで出したとき、「さすがにいまは、アナログそのままだと音圧で負けるので、リミックスを入れた」みたいなことを言っていたなあ、と。すみません、いま、眠気と戦って書いてます。

         で、LPの「不思議」ってどんな感じかな、と思って、ヤフオク!を見たら、けっこう「不思議」のLPが出ていたので、なんとなくほっとして、近く買おう、と思った次第です。

         しかし、「不思議」か……EUROXって、偉大ですよね。というか、セルフプロデュースをした中森明菜も、潔いのですが。プログレの好きな方は、必聴だと思います。

         では、メモ代わりの日記を書き終えて、おやすみなさい。

         

         

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