うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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【懐かしい】「少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン」

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     いまは亡きエニックス・EXノベルズから出たのが、「少女武侠伝 野良猫オン・ザ・ラン」です。

     これ、いまYahoo!検索すると、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という作品のほうが、わさわさ出てきまして、栄枯盛衰、というか、時代をしみじみ感じるのですが、「野良猫オン・ザ・ラン」というタイトルは、こんな私の本を読んで下さっている方ならピンとくるんじゃないかと思います。これ、BARBEE BOYSの「女ぎつね on the run 」から来ているんですね。企画を立てたとき、これはバービーだろう、と思ってしまったようなわけでして。

     これは、「強殖装甲ガイバー」の高屋良樹さんに、メカデザインと、細かい設定(虎メカの変形プロセスとか)をお手伝いいただき、元高屋プロの水木圭さんにイラストをお願いし(ゴスロリが描けるので)、カバーデザインは、気鋭のデザイナー松木美紀さん、沖縄の私の師匠・故・木瓜さんにアクションの一部を指導していただいた、そういう意味では豪華なスタッフで臨んだ物ですが、まあ私の力不足で(ということにしておきます)あまり売れなかったようです。

     その後、別なレーベルで再開、という話があったのですが、ページ数の問題などで、復刊はされていません。いま読んでみると、うーん……この話を描ききる体力があるかどうか。というところです。

     あ、そう言えば、この本は沖縄に来て間もない頃に書いたのですが、人の仲介でお目にかかった、神野オキナさんに、一点、教えていただいた所があります。その節は、ありがとうございました。

     

     最近、仕事にかまけて、ブログとか、お手紙とかが、滞っております。お許し下さい。

     

     

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    【宣伝・外伝】「プリンセス・ナディア」(アニメージュ文庫)

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       仕事の宣伝を、まとめて書いていますが、すきま商売をひとつ、思い出しました。アニメージュ文庫から出た、「プリンセス・ナディア」です。

       この本は、ナディアのフォトブックという企画本で、私はポエムの部分を担当しました。

       どういう感じかと言うと、見開き2Pの右側に、ナディアのオフショットがあって、左側に、ポエムが書いてある、というものです。ひとつ例を挙げると、

       海が底まで透きとおった日は 向こう側の ちがう大陸まで 歩いていけそう

       誰ですか、笑っているのは。私のほうが、十倍恥ずかしいんですから。

       しかし、実際のところ、恥ずかしいぐらいではないと、フォト&ポエム(ポエムですよ、あなた)は書けません。当時の私は、何が飛んできてもライト方向に流し打ちできる物好きを目指しておりましたので、市販のアイドルの写真集も読みながら、一見、何か思想っぽいけど、結局はポエムだよなあ……的な文章を書いていきました。

       ナディアについては、他の仕事もしているので、けっこう覚えています。当時、徳間からナディア関連の本がどーっと出たので、仕事が多かったんですね。

       面白い仕事でしたねえ……。

       

       

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      【宣伝】パピレス

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         書いているうちに気がついたのですが、私の本は、パピレスからも「夏街道」「水路の夢」「メイド刑事」が出ています。私はよく知らないのですが、ファイル形式が独特らしいので、ご注意の上、ご利用下さい。

         あと、パブリッシングリンクという会社からも、PC、携帯などの配信をしています。どうもずさんで申しわけないのですが、私自身、電書には抵抗があったせいです。

         現在も、あっちだこっちだ、と電書を出していただいておりますが、その売り上げで、私の本をKindleで読んでいると、けっこう便利なのと、場所を取らない。これは大きいですね。

         どうやっても、時代は逆には動かないので、これからも電書は増えるのでしょうが、まあね……正直、私程度の作家だと、一年の光熱費が払えない位の印税ですので、切ないなあ、という所です。

         なかなか、ビジネスモデルとしての電子書籍、成り立つのかいな、という所ですが、一方で、老眼が進むと、Kindle で文字を大きくできるのは便利でもあり、って、見開き2P分で字数行数を数えて書いている奴が、そんなこと言うなよ、と思う所もあって、なかなか複雑です。

         

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