【宣伝】「闇長姫」(講談社BOX)
長い宣伝の旅も、ようやく終わりを告げようとしています。
「闇長姫」は、いま、古本ではなく出回っている、私の本の3冊のひとつですが、残りの2冊は「あしたも、友だち」(出し直し)と「少女ヒーロー読本」(小説ではない)なので、最新刊と言ってもいいか、と思います。(ほんとは、「あしたも、友だち」も、買って欲しいんですが……)
で、「闇長姫」ですが、「世界線の上で一服」の続編です。「世界線」でエリスという子が活躍するのですが、「闇長姫」では、マリカとなっています。これは、実に単純な話でして、ちょうど書いているとき、盟友、神野オキナさんの「あそびにいくヨ!」が流行っていたので(そのヒロインがエリスだった)、こちらが遠慮をしました。名前が違うだけで、同じキャラクターです。
ただ、「世界線」では、プロットなしアドリブ、だったのが、今回は、かなり担当者と話をして、細かく違和感のあるところを詰めていったり、ロケハンで国立市へ行ったり、とにかく担当のYさんに助けられた作品です。また、その担当者が、人生の価値観のようなところで、私とまったく違う感覚を持った人だったので、非常に刺激的でもありました。
これは、言ってもいいのかなあ……この作品は、闇長姫、という人物から思いついたものですが、その闇長姫というのは、途中で網棚に乗ったりしています。これ、ヤミナガ姫−アミダナ姫−アミダラ姫、というダジャレからできています。私の作品は、だいたいその程度の頭で、できているようです。
エリスと塔都は、また書きたい人物です。ちょくちょく準備をしているのですが、さて、仕上がりますやら。