うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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カラオケ(「エコエコアザラク)

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     先週、かみさんとカラオケに行きました。私がカラオケへ行くのは、実に、7年ぶりになります。

     かみさんとふたりだと、自然と特撮アニメ縛りになるのが、ちょっとアレですが、感動したのは、DAMにいまでも、「だったら激しいキスで抱いて」が入っていることです。

     知らない方のために説明しますと、「だったら激しいキスで抱いて」は、佐伯日菜子主演のTV「エコエコアザラク」前半のエンディングテーマです。後半は歌が変わって、同じブラウンシュガーの「気まぐれなキスでいい」になるのですが、この後半はテレビで放映されていませんので、まあ、ないのも無理はありません。それより、「だったら〜」がTV「エコエコアザラク」から20年、未だに歌い継がれていることに、喝采を贈りたいと思います。

     しかし、私はこの歌を、20年歌っているわけですが(少なくとも聽いてはいます)、まだ、歌い出しの部分の音程がとれません。残念な奴。

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    特別講義

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       昨日の午後、名護市にある沖縄高専へ講演に行ってきました。
       いやー、緊張しました。前もって、内容等の準備はしていたのですが、ふと気がついて、「受講生は何人ぐらいでしょう」と訊いたら、「150人ぐらいです」、と。ひゃくごじゅう? 私の本の読者と同じぐらい……いや、さすがにそんなことはありませんが、ひとつ、ふたつ、たくさんしか数えられない私としては、大いに緊張しました。
       いざ会場の視聴覚ホールに入ってみると、たしかに100を超える学生の方々の目が、こちらを向いています。そのとたん、頭が完全にフリーズして、内容が頭からぱーん、と飛んで行きました。
       幸い、主催の網谷厚子先生、いいパスを回して下さった翁長志保子先生、面白い質問をして下さった学生の皆さんなどのおかげで、なんとか乗り切りました(心よりありがとうございます。)が、足から始まって、体中が震え出し、声が震えないようにするのが精一杯で、用意した内容の半分ぐらいしか話せなかったのですが、そのぐらいのほうが、聴きやすいらしいことが分かりました。あと、受けを取りに行ったとき(何をしているんだ俺は)、いい反応もいただきました。
       小説家は、大勢の前で話す機会がほとんどないので、貴重な体験になりました。
       改めて、ありがとうございました。
       

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      「ゆうやけの歌」と「アイアンキング」と速度

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         きょうの話題は、分からない方には全然分からない、と思いますので、そういう方には申しわけないのですが、川崎洋作詞、湯山昭作曲の「ゆうやけの歌」です。

         私がLPの時代に(「アナログ盤」というべきでしょうか?)持っていた「ゆうやけの歌」は、崇徳高等学校グリークラブのもので、調べた限りでは、この崇徳高校が初演、ということになっています。全日本合唱コンクールで、崇徳高校はこの曲で金賞を受賞しました。「全日本学校音楽コンクール」とは違います。あちらはNHK主催のものです。

         その後、さまざまな合唱団がこの曲を演奏し、YouTubeを見れば、いくつもの「ゆうやけの歌」を発見できるのですが、私の好みで言えば、やはり初演の崇徳高校のものが、いちばん魅力的です。理由はごく簡単で、速いんですね、曲--が。

         いま、iTunes に入っている「ゆうやけの歌」を比べてみると、崇徳高校の初演版は8分56秒、合唱の神様:福永陽一郎先生が指揮の同志社グリークラブの演奏は、10分42秒。実に、1分46秒の違いがあります。

         で、ここからは、全く私の個人的な意見ですが、初演版は、速さに振り回されて、ちょっと歌詞が不明瞭な点もあるのですが、それも含めて、この曲のテーマになっている「若さ」を感じさせる、――と言ったら言い過ぎでしょうか。ただ、私はそう思うんですね。

         これは両極端を取っての意見なので、一般的に、この曲をいろんな意味で楽しめるものとしては、会津高校版がいいのではないでしょうか。9分17秒ですが、曲の持つ緊張感が得られる、と思います。

         

         音楽の速度というのは、けっこう微妙なもので、例えば、「アイアンキング」の主題歌は、オリジナルのものが2分43秒、同じ子門真人でほぼ同じ演奏のコロムビア・カバー版が2分52秒なのですが、わずか9秒長いだけで、もう、だれちゃって……というのが、私の感想なんですが、音楽や映像は体験なので、先に長いほうを聴いていれば、また違う感想になるのかな、と思います。難しいもんです。

         

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