うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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楽曲ベスト5

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    昨日に続いて、今年買った、もしくは聴いた曲のベスト5です。
     1:瓦礫の上(丸尾丸子)インディーズならではの、内容の濃い曲。
     2:もったいないらんど(きゃりーぱみゅぱみゅ)CMで流れている部分はあまり面白くない部分でして、全曲通して聴くと、そのトリッキーさがたまらない魅力です。
     3:風になれるなら(伊藤銀次)今年の曲ではないのですが、iTunesで見つけて。セルフカバーですが、肩の力の抜け方が、実にいいですね。
     4:HATE(Charisma.com)理屈ではなく、ただひたすら面白かった。
     5:Apple with Ringo Sheena(TEI TOWA)椎名林檎が、こういう歌も歌えることを見せつけた名曲。かっこいいです。
     5:夕化粧(香西かおり)「ハナミズキ」の人が作った歌です。こういうのは、押さえておかないと、演歌の人は、過去を語らないので、記憶に留めておきたい、と思います。

     以上です。次点があれば、井上鑑「私の世界」(「泣くな、はらちゃん」の曲です。あともうひとつ、「Don't Stop the music 森高千里ですね。
     今年は、お金がどん底になかったので、あまり歌を聴けませんでした。来年こそは……。
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    今年のアルバム

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      恒例の年末になってきましたが、……って、それは年末は恒例に決まっているでしょうが(来なきゃ大変だ)、覚えているうちに、今年の音楽で、アルバム部門のベストを挙げておきます。
       今年はどうやら、音楽の当たり年だったようですが、その中でも、私が聴いて、いい、と思ったアルバムは、冨田勲=初音ミクの「イーハトーヴ交響曲」と、ゲスの極み乙女の「ドレスの脱ぎ方」の2枚です。
       対極にあるような、2枚のアルバムですが、どちらも、ダイナミズムとロマンティシズムで、圧倒的に他を抜いている、というのが、私の感想です。「イーハトーヴ交響曲」は、テレビでも見ましたが、とにかく編成が凄い。特に合唱パート。あれだけの合唱団を揃えた演奏は、めったにできるものではありません。その他、初音ミクに関心が集中しているようですが、和楽器を入れ込んだり、ホイッスルが鳴ったりと、もう、冨田さん好き勝手、というぐらい凄いものです。
       「ドレスの脱ぎ方」は、私はヒップホップのことはよく知らないんですが、スピード感と、現代の乾いた音が、かえってリリシズムを生んでいる、と思います。これも見事です。「ぶらっくパレード」もいいし、「ドレスを脱げ」もいいですし。凝縮された一枚、と言うんでしょうね。
       どちらも、自信を持ってお勧めできます。
       お金があったら、山下達郎のアルバムも聴きたかったんですが、ちょっと経済的に無理でした。

       アルバムではない、曲のベスト……1〜5ぐらいは、もうちょっと経ってから発表します。どうも最近、ブログが長くなりすぎる気がするんです。
       
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      ありがとうございます(「古書ミステリー倶楽部)」

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        御好評をいただいた、「終夜図書館」の入ったアンソロジー「古書ミステリー倶楽部」(光文社文庫)ですが、このほど、初版分の印税が入りました。具体的な額は言えませんが、思っていたのよりは、高い金額でした。
         これも、御愛読いただいた皆さんのおかげです。どうもありがとうございます。
         しかもこの本、重版がかかりましたので、もうちょっと、夢が見られそうです。
         本当に、ありがとうございます。

         「終夜図書館」の初出は「異形コレクション・蒐集家」ですが、このアンソロジーに選ばれた際、データなどがかなり変わっていたり、細かい部分が気になって、けっこう手を入れたのですが、次々に、直すべき箇所が出てきて、担当氏には、ご迷惑をおかけしました。
         ですが、「ご自分の作品ですから、気のすむまで直して下さい」という、今まで聴いたことのないお言葉をいただき、とてもうれしい思いをしたのが、印象に残っています。
         なかなか、そう直せるものでもないですし。

         「終夜図書館」は、「ライトノベル」という用語を忌避していますが、今の私は、満更そうでもありません。
         ただ、2004年の早見裕司は、そういう考えだった、という、過去は消さない主義ですので、敢えてそのままにしました。
         今も、主に「ラノベ」と略して使っているのは、「ライト」の語感がどうも好きになれないからなのですが、他人様が使っていることに、異を唱える気は、今はありません。
         その辺も含めての、アンソロジーというものだろう、と思います。この本に関しては。何しろ、古書のことですから。
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