うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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改名のお知らせ

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     この度、思う所あって、名前を早見裕司から、早見慎司に変えました。慎重の慎です。特に大きな意味は、対外的にはありません。個人的な、ちょっとした理由です。
     ほとんど名前が変わりませんので、定着しにくいかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。

     早見裕司で25年やってきましたが、あと25年、新しい名前で頑張れれば、と思っております。

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    【告知】『古書ミステリー倶楽部』

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       まだちょっと先になりますが、10月8日頃、光文社文庫の新刊『古書ミステリー倶楽部』(ミステリー文学資料館編)というアンソロジーに、『異形コレクション/蒐集家』で書いた、『終夜図書館』という短篇が載っています。
       初出が2004年のため、内容が古くなっている所も多いので(二次創作とか、当時は知りませんでしたし……)、 違和感を覚える方も多いか、とは思いますが、書いたものは抹殺しない方針ですので、ほぼ、データ部分のみ、大きく追加を行ないました。
       他の収録作は、以下の通りです。(収録順・敬称略)

      江戸川乱歩『口絵』(イラストのみ)
      松本清張『二冊の同じ本』
      城昌幸『怪奇製造人』
      甲賀三郎『漕げた聖書』
      戸板康二『はんにん』
      石沢英太郎『献本』
      梶山季之『水無月十三么九』
      出久根達郎『神かくし』
      早見裕司『終夜図書館』
      都筑道夫『書名本が死につながる』
      野呂邦暢『若い砂漠』
      紀田順一郎『展覧会の客』
      仁木悦子『倉の中の実験』

       ……はい、もうお気づきですね。錚々たるメンバーの中に、ひとりだけ、明らかに浮いている(または沈んでいる)著者がいますね。私も、自覚はしています。ただ、選ばれたのは、それなりの理由があるだろう、と思いますし、過去の仕事をいわゆる黒歴史にする美しい習慣がありませんので、厚かましく乗せていただきました。もちろんですが、売り込んだわけではありません。いまの小説界、過去の作品を売り込むなんて甘い話は、私は聴いたことがありませんし。
       いま、半分ぐらい読み終えましたが、ひとりを除いては、さすが、というしかない……ってそれもおこがましいか。とにかく、読みごたえはたっぷりあります。840円です。以上。

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      「80年代アイドルカルチャーガイド」

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         きょう、見本が届きました。「80年代アイドルカルチャーガイド」(洋泉社・1500円+税)。私が書いたのは、『禁じられたマリコ』についてだけですが、編集上のミスで、P95の冒頭、よけいな2行が混入しています。申しわけありません。
         本としては、「手にとって、見て、買って下さい」というところでしょうか。何しろ1500円を超える値段なので、迂闊には勧められないのです。ただ、サエキけんぞうさんや武部聡志さん、尾崎亜美さんなどのインタビューが載っているのは、貴重だ、と言えるでしょうね。
         その他の記事も、ヴォリュームの割りにはかなり深い所に切り込んでいるものもありますが、それは私個人の感想ですし、やはり、「手にとって、見てから、買って下さい」と言うしかありません。
         ただ、『夕焼けTV番長』を読まれた方には、『禁じられたマリコ』についてはあの本の半分ぐらいしか書けませんでした、とお詫びをしておきます。それでも、この本で見開き2Pをいただけたのは、他に比べていい待遇だ、とは思います。『スケバン刑事』から『花のあすか組!』に至る東映少女アクション5作も、見開き2Pですし。
         あと、映像ではなく、あくまでアイドル主体の本ですので、音楽に関する記事が多く載っています。そこはいいところだ、と思います。
         なんだかすっきりしない紹介になってしまいましたが、ほんと、こういう本をどう読むかは、小説以上にデリケートなんで、この辺で勘弁して下さい。



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