うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
<< January 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「刑事コロンボ読本」 | main | 年の初めの…… >>

藤田淑子さん死去

0

     声優の藤田淑子さんが、亡くなりました。

     代表作は「一休さん」ということになるでしょうが、「吸血姫美夕」としては、「ドラマ・スペシャルII」の「思い出の瞳」のマダム役を演じて下さった方です。

     もう少し、詳しく書くと、TV「吸血姫美夕」には、2枚のオリジナルCD「ドラマ・スペシャル」と、ラジオ放送されたオリジナルドラマ「CDシネマIV」があるのですが、いずれも一枚に二話(例外的に、小中千昭さんが書いたCDシネマ3は、4話オムニバスで一枚となっています)の、オリジナルドラマが収録されています。

     で、「スペシャルII」は、冷羽の幼少期を書いた(いや、TVでも充分に子どもですが)「冷羽ふたび」と、死無と美夕の出逢いを書いた「思い出の瞳」の二話になっています。藤田さんがお出になったのが、「思い出の瞳」というわけです。

     美夕と死無の出逢いを描いたこのドラマは、結局、終戦後から間もない、東京の歓楽街を舞台にして(分かりやすく言うと、風俗です)その中でも顔役のマダム(藤田さん)と、妹の幸子(金月真美さん)、店の用心棒・辰(檜山修之さん)を中心とする人びとに、神魔(銀河万丈さん)が絡む話ですが、これは前に言ったな……まあ、いいや。藤田さんは女娼役の若い女優さんに、「こうするとそれらしくなるわよ」と、優しくアドバイスして下さったり、赤線(意味は調べて下さい)を若い声優の皆さんに説明して下さったりして下さいました。もっとも「なんで私が赤線の説明をしなきゃならないのよ(笑)」と言ってはいらっしゃいましたが。申しわけないことです。

     藤田さんはデビューが早いので、この頃(1997年頃)でも充分にベテランの貫禄でしたが、自分の現場を明るくかつ知見を持って、演じていらして、私はぶっちゃけ、「だからベテランはいいなあ……」と思ったものですが、68歳は、ちょっと若すぎましたね。

     合掌。

     

    吸血姫美夕 | permalink | comments(0) | -

    この記事に対するコメント

    コメントする