うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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TV「吸血姫美夕」大昔語り・15

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    (鳥の眷属について)
    『早見裕司』
    鳥神魔はですね、これは、とにかく、狙ってる一族がいるっていうコトは、最初に監督は言われたんです、それを鳥にしたのは私です。マンガの美夕は鳥が好きなんで、垣之内さんには悪いなぁと思ったんですけど、思い付いちゃったんですよ。
    というのは、田園に死すも陽炎座も原田芳雄が出てきますね、同じような感じの役どころで。あれはまあ、謂ってみれば間男ですけども。あれが着てる物っていうのは、あれ二重廻し....。
    『TOMCAT』
    合いトンビですね。
    『早見裕司』
    トンビですね、じゃ神魔トンビって名前にしようっていった時点で鳥にしちゃったんです。
    『TOMCAT』
    ああそうなんですか、じゃあ、要するにトンビを着ているからトンビだと。

    『早見裕司』
    ただ鳥にしてみると、お母さん鳥追いの感じになるんで、感じいいですよね。だから、ずっと作業が盛り上がって来ると、感覚でやってることが段々ハマってくるんですよ。これは理詰めで考えるよりも、感覚を信じた方がいいらしいです。ホントはボクは理詰めで考えたいんですけれども、理屈をねぇ、思い付かないんです。小中さんなんてのは完全に理のヒトなので、総てのコトが完全に説明できますね。というか、脚本家というのはそうでないと、脚本を通すのが難しいんです。というのは、普通の場合は、大勢のヒトが集まった中でプレゼンテーションしなきゃいけないからです。美夕は私と監督でしか打ち合わせしてないんです。
    誰も口挟んでないです。なんで、やれたってのがあって。
    『TOMCAT』
    やっぱり、じゃあ、台本会議なんかの、経験ってコトですか?
    『早見裕司』
    小中さんが?....だと思いますね。
    『TOMCAT』
    やはりプレゼン能力ですからね。
    『早見裕司』
    だから、脚本家の方ってのは、非常にプレゼンテーション上手いですね。その点では、美夕は非常に、誰にも説明しないで済んだんで....。
    『TOMCAT』
    ....非常に早見さん向きだったというコトですね....
    『早見裕司』
    ....えーっと、『母親との関係がメインで描かれているが、その真意は?』えーっと、それは、前にいいましたけど、私に父親トラウマがないせいです。
    『TOMCAT』
    ああ、なるほどね、母親トラウマはあるんですか?
    『早見裕司』
    いや、ないです、だって娘じゃないもん。
    『TOMCAT』
    つまり、家族的な欠落がないから....
    『早見裕司』
    う〜〜〜ん、まあ欠落っていうか、まあ、もう反抗期過ぎちゃったんで....で、最終的には美夕は美夕昔語りのアレになるコトがわかってたんで、そうするとやっぱり、近代的自我の芽生えじゃないんですよね。アニメージュには、「喪われた日本の原風景が描かれている」とか書いてあって、喪われたって、あんなモンあったんかいだと思うんですけど....。
    『TOMCAT』
    ま、仮想的なってコトでしょうね。
    『早見裕司』
    女の子像で、ボクはもうつみきみほ原理主義者なんで、或いはスケバン刑事なんで、そういう男のドラマってのがあって、あるんでしょうけど、今回はその、母親と娘のドラマの方が書きやすかったんでしょうね。あと、冷羽との対比で考えてもやっぱりそうなりますね。
    『TOMCAT』
    冷羽は父親だと?
    『早見裕司』
    はい、だから美夕ってのは戦闘的なキャラクターでもないんですよね。
    『TOMCAT』
    その辺一くさりちょっと語って戴けますか。

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