うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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TV「吸血姫美夕」大昔語り・14

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    『早見裕司』
    『ツィゴイネルワイゼン』だと、まあ、あれは(監督が)鈴木清順で撮影があのひと(永塚一栄)だからというのもあるでしょうけど、女の子が出てくると出てきた時点で変でしょう? あれはね、アニメはやっぱできづらいです。
    『TOMCAT』
    そういうひとが出て当たり前のメディアがアニメですからね。
    『早見裕司』
    村井さだゆきさんが「ねらわれた学園」(TVシリーズの方)で意図的にあたかも偶然映ってるように女の子(正しくは男の子。小さな子が説明なく学校の階段に立っている)を出したりする仕掛けつくってますけど、ああいうのはやっぱアニメではやりづらいですね。あとアニメでやりづらかったのは、また美夕昔語りに戻っちゃいますけど屋台崩しやりたかったんです。田園に死すだし陽炎座だから、あれ、小屋バーンと崩したかったんですけど、それは出来ないよ、と。となりのトトロに於ける男鹿和雄さんくらいのヒトがいないと、できないでしょう。
    『TOMCAT』
    じゃ、チャッチく見えちゃうから....
    『早見裕司』
    そうです、技術的に無理です。それはあの、帝都物語の時に、中野稔さんも確かそんなようなコトを言ったような気がしますけど。だから莫大な条件があればできるんでしょうけどね。
    『TOMCAT』
    それは、やれますよね、技術としてやれることはやれるけど、条件が許さないってのはありますよね。
    『早見裕司』
    今はCGアニメもできてきたからやれるようになるのかも知れないですけどね。
    『TOMCAT』
    そうですね、確かにその、映画なんてのはみんな、コスト対パフォーマンス比じゃないですか、これだけのコトをスケジュール伸ばしてでもやる意味はあるのかっていう、それですからね。結局その、個々のスタッフのここやりたいってのを全部通してたら纏まんないですよね。


    『早見裕司』
    だから、美夕昔語りって、アレ、最初書いたら、40分くらいになっちゃうって言われたんですね。バシバシ切りましたけど....あれ、もっといろんな道具入れてやったんですけどね。美夕が踊るコトになってたんです、陽炎座なんで。でも、それもちょっと演技的に無理だったんで、あの、演技ってのはアニメーターが芝居附ける....
    『TOMCAT』
    踊りは難しいですね。
    前に言ったと思うんだけど、(「美夕昔語りの芝居のシーン)非常にコスト対パフォーマンス比がよくて、あれはもうほんと口パクとかね、ぴゃっとセルちょっと動かすとかそれくらいのコトでやってるんだけど、あたかも意図した効果であるかのように見えるじゃないですか。それで効果が出ているワケだし、非常にあれはお得だったな、と。
    『早見裕司』
    あれはやっぱり、監督がコンテ切ってるせいも大きいです。劇中劇というものを見せるというのは、これはこれでまた難しいんで....まあ、ウテナやってましたけどね。あれも寺山修司だな、そういえば。
    『TOMCAT』
    まあ、理に落ちてるトコありますよね、要するに劇中劇だから、カット割らずに1カットで長廻しだと、で動かないんだと、いうのは、非常に理に落ちるトコはあるですね、だから劇なんだよ、と。

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