うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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TV「吸血姫美夕」大昔語り・10

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    『早見』まあ、冷羽は今回監督が非常に力入れたキャラクターですけども、要するにありゃあ、イクサー1に対するイクサー2です。そう謂えば判るだろうと言われたんです。それでボクは判りました、と、そこに言葉での説明は要らないんですよ。繰り返しになりますけど。ライバルキャラっていうのはこういうモンだ、と。
    で、冷羽はですね、各話の脚本の方が非常に苦手とされたモノで、設定の前にキャラクターデザインが出来てたんです、冷羽松風の。で、それ見てこれがイクサー2だって言われて、冷羽と松風ってのはこういうふうな関係だ、ごく簡単に説明を聞いた時点で、もう台詞廻しはこれしかない、どういうふうに喋るか、アタマの中に浮かんじゃったんですね、ところが定義をしてないワケです。監督もそうでしょうし、自分の中では自然に書けてるんで他の方に説明しづらいんですよ、それでかなり苦労をされました。
    松風はねえ、……私が名前を付けたハズなんですよね、。あれ、『八甲田山死の彷徨』(映画『八甲田山』の原作)に出てくるはずなんで。やっぱり雪のイメージで。
    死無は、最初から決まってました。伝法な女スリで、っていうのは私が決めたことです。
    『TOMCAT』ちょっと戻して、冷羽ってものが、自分で書かないと冷羽にならない?
    『早見』言い回しってモノが……そうだったんですね。今度ラジオドラマ今やってて、ボク、とりあえず逃げたんですけど、冷羽の復活やるらしいんで、それは、おまえ書きたいだろうと監督が言ったんですけど、私は別に書きたくないけど(笑)、(他人に)書けないコトは確かなんです。冷羽と松風は、あれはもう、監督も力入れてるし、私も書いてて気持ち好いし、ナニより緒方(恵美)さんが……あの、緒方さん、ボク、厳密にチェックしたワケじゃないんですけど、台詞現場で変えてるコトあるみたいです。
    『TOMCAT』なるほどね、じゃあとにかく、緒方さんは冷羽を掴んでいたと。
    『早見』掴みきってますね。
    『TOMCAT』冷羽松風ってのは役者のものである、と。
    『早見』そうですね、ボクはそう思います。
    というか、緒方さんは、自分の中で咀嚼しきらないとダメみたいですね、ダメっていうのは、貪欲なんですね、だから、一番最初に緒方さんにお会いしたのは、『美夕』が記者会見した時ですけど、とりあえず監督とっつかまえて冷羽と松風ってのはどういうモノなのか、聞いてましたね。
    『TOMCAT』で、最終的にはですね、松風が消えちゃったコトによって、緒方さんが考えた冷羽でしょうあれは、あの松風が融合した冷羽っていうのは、で、あれは早見さんは与り知らない冷羽なワケですね?
    『早見』そうでしょうね、緒方さんが考えられたんだと思います。
    『TOMCAT』で、松風が消えて松風であった冷羽の一部が冷羽に戻って、冷羽は今までの冷羽じゃなくなりますよね、そうなった冷羽は、早見さんの中ではそんなに具体的ではなかったろうと思うんですよ、で、緒方さんの芝居から出てきたキャラですよね。だからあの後で、復活というものを書かれる場合は、今度は緒方さんが生きてらしたあの冷羽ってモノをどう捉えるかと言う問題が出て来るワケですよね。
    どう生きてくの、今まで松風と二人三脚で生きて来た冷羽は多分早見さんはご存じだろうけど、あの松風を喪った、ということは、多分あのくらいで思い付かれたワケですよね、監督からそう言う指示が出たのは、松風消そうよって話は、だとすれば、松風消えたってコトまでは最初の冷羽の中にはないわけだから、あの後冷羽は描けるでしょうかって問題は確かに……
    『早見』いや、監督に考えて下さいと言ってます、で、実は監督は或る程度は考えてます。松風二号が出るらしいんです(笑)。いやあの、やっぱり、やっていきながら、あの時点になると、私が考えたのか監督が考えたのかハッキリしないところがあるんですけど、「うつぼ舟」のところで冷羽が、その、父親への……。
    『TOMCAT』あれが、唐突に出て来ますよね、何の前フリもなく
    『早見』あれはだって、その時思い付いたんですもん(木亥火暴!!)

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