うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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TV「吸血姫美夕」大昔語り・2

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    『TOMCAT』この辺で、美夕に関わるに到る経緯を窺いたいんですが。
    『早見』これはですね、2年くらい前ですけど、「今度TVで美夕をやるんで、「ノベライズ書かないか」、といわれたんです。小説家ですから、一も二もなく、「あ、やりますやります」って言ったんですけど、その後、音沙汰がない。で、しばらくしたら、シリーズ構成の、前任者の方が降板されちゃったんですね。替わりがいなくて困ってると。
    で私がたまたま、『美夕フィルムコレクション』て秋田書店から出てますけど、それでフィルムストーリーを書いたんですね。で、「美夕のコト知ってる人間がとにかくいないんでなんでもいいからとにかくおまえやんないか」と言われて、悩んだんですけど、なんせ脚本書いたコトなかったんで。(注:これは早見の記憶違い。激安アニメビデオの脚本を書いている)
    ただまあ、美夕はねぇ、ビデオが凄い作品なんで、それのリメイクやるってリスク大きいですよね。どうやったって褒められるワケねえんだから。リメイクやって褒められたヒトってまずいないでしょ?だから暫く考えたんですけども、ただ、一応モノ書く人間として、自分が断って、ヒトがやったのを観て、「あ、オレならこうするのに」ってのは、あまりフェアな態度ではないですね。
    それでまあ、やっぱり自分で受けて失敗するなら自分で痍を負わないと、それは、よくないなというのがあって、やってみようと。まあ、勿論、美少女が書けると言うのが重大な動機だったと言うと今はまずいのか。それで、打ち合わせに行ってみてまず、その時点で、かなり押してたんですよね。で、「とにかくオーソドックスなホラーやりましょう」と言い出して。
    『TOMCAT』ホラーで行くってのは最初から決めてたんですね?
    『早見』はい。アニメに関しては或る程度素人ではあるんですけども、まあ、ホラーは一応専門なんで。リメイクと言うコトで監督なんかもどう捻るかというところで煮詰まってらっしゃったらしいんですけども、こっちはもう素人なんでノコノコと行って、今、捻った作品が非常に多くて、特にTVでホラーのストレートなモノがないんで、ホラーファンが見たら、「なんでこんな当たり前のをやるんだ」って……まあ、そう言ったヒトもいましたけど……いうくらいに、やったらどうですか、ああじゃあ、って話になったんですけど。
    監督に会って一番最初に言ったのは、要するに『ウルトラマン』の一話をやればいいんですね、と言ったら「そうなんだよ」みたいな感じになって。あのつまり、みなさん実相寺やりたがりますけど、第一話、ベムラーの回って誰も覚えてないでしょう。あれをまず堅めとかないとダメでしょう。だから、実相寺じゃなくて飯島敏宏(注:正しくは円谷一)というコトで第一話は何の捻りもなく、フォーマットのつもりで……
    『TOMCAT』確かに、颯爽と現れて化け物を倒すという話になってますね。
    『早見』ええ、で、一話で美夕の紹介をやって、二話から本題に入るという、コトにはなってたんですよ。

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