うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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作者の間違い・恥ともやもやと

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     ひとくちに、校閲と言っても、誤字などを指摘するに留め、作者が「これでいい」、とつっぱねれば、そのままにしておくタイプの人がいます。こういう校閲者には、作家のほうが気をつけねばなりません。

     もう一方で、「舞台になっているXXXX年X月XX日の東京の天気は、雨ではなく晴れです」というような、こちらが脱帽すべきな、詳しく調べて指摘してくる人もいて、これはこれで、頭を使ったり、調べ直したりしなければならないものです。

     いちばんまずい対応は、作者が間違いを指摘されて、「これはこのままでいい」とつっぱねておいて、後で間違いだった、と分かったときで、これはもう、恥ずかしくて穴があったら入りたい、ということになります。

     私の「満ち潮の夜、彼女は」で、「岩崖」と書いていたら、校閲の某氏に、「岩崖」ということばはない、「岩陰」では? とのご指摘をいただいたのですが、私は、歌の文句に「岩崖」という単語がある、と信じきっていたので、「XXXXさんの歌にありますので、このままで」、と返してしまいました。

     それから2,3年経って、それが私の完全な記憶違いで、歌の文句でも、「岩陰」であることに、気づきました……。

     まあ、岩崖、と言いたくなる崖は、2時間サスペンスで度々見るとはいえ、間違いは間違いです。某氏や読者諸氏を含めて、なんか、いろいろな意味で申しわけありません。

     

     逆に、校閲ではなく、編集者の赤で、へんな直しをする人がいて、こういう場合は頭に来ますが、これは過去の作品のことをどうこう言っても、ただのしつこいクレイマーになってしまうので、具体的には書かずにおきます。

     ただ、「ならあなたが文責になれよ」、と思うことも、2、3回はありましたね。

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