うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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ぶたぶたシリーズ

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     矢崎存美さんの、ぶたぶたシリーズ最新刊は、「ぶたぶたの甘いもの」です。今月、届きました。
     これぐらい書くと、ネタが尽きるか、と思ったりするのですが、そこは矢崎さん、安定して、どんどん面白くなっているように感じます。
     光文社文庫だけから出ているわけではないのですが、全部で、約20冊近くになりますね。
     どこから読み始めても面白い、読み終わった後、笑顔になれる本です。

     しかし、矢崎存美さんが長篇デビューしたのは、たぶんMOE文庫スイートハートの、「ありのままなら純情ボーイ」だと思うのですが、これがまた、てるてる坊主のゾンビが出てくる、不思議な作品で、そこから読んでいると、矢崎さんの作風は、グライダーのようなものだ、と思うんですが、うまく説明できません。
     知っている人は知っているように、矢崎さんはホラー短篇の名手でもありますが、そこで得た、虚実のちょっとした(実はとても大事な)バランスが絶妙です。
     最近は、「かもめ食堂」シリーズなども始まりましたが、矢崎さんの、地上すれすれの所をふんわりと飛んでくる、安定した腕は、やはり、グライダーだ、と思います。
     
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