うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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[DJ883] 『ただ君に晴れ』(ヨルシカ)

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    「というわけで、ヨルシカ2曲目の登場であります。早見です」

    「父ちゃんも、すっかりお気に入りですね。アシスタントのブースカです」

    「おう。月末がクレジットカードの締め日なんで、月が変わったら、アルバム買おうっと♪」

    「この曲の魅力はなんですか」

    「まず、イントロのテンションの高さかな。次にドラマティックな展開と、歌詞」

    「べたぼめですねえ」

    「日和った所がないんだよねえ。ということは、無駄がないということでもある」

    「えーと……はい、了解しました」

    「この曲は、3分19秒なのね。かなりタイトな構成になっていて、かといって余韻がないわけでもなく、後味もいい。……父ちゃんが、音楽について知っている言語を必死にひねり出すと、そういうことになります」

    「父ちゃんは音楽をやっていたんじゃないんですか」

    「子どもの頃の合唱に始まって、初音ミクでオリジナル曲を2曲、作りました」

    「で、挫折した、と」

    「身も蓋もないなあ。でもまあ、そういうことです。作り手ということで言えば、父ちゃんは、リアルタイムでやるものは、できないよ。音楽とか、演劇とか」

    「小説は、『ちょっと待った』が許される世界ですからねえ」

    「もう、『ちょっと待った』まみれだよ。でも、自分にほんとうにできないことを知るのは、悪いことではないと思うんだけど」

    「まあ、父ちゃんの人生ですから、勝手に生きて下さい」

    「小説も、ある意味ではリアルタイムじゃないんですか」

    「否定はしないけれど、肯定もしかねるなあ。難しい話は、今度、また」

    「話す気、ありませんね」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    [DJ883] 光あれ(フジファブリック)

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      「アシスタントのブースカです。この曲が出てきた、ということは、書くことがありませんね?」

      「たしかにないけれど、なんでフジファブリックと私の状況とかぶるんだい」

      「そう言うと、意味ありげではありませんか」

      「ブースカ。君はまだ分かっていないようだけれど、私のブログは、単なる身辺雑記で、人を楽しませるものじゃないんだよ」

      「あら意外」

      「なんでもいいや。状況の説明だけしておくと、コロナウイルスの影響が、とうとう出版界にも出てきて、作業が停滞しているのが手痛いんだよ」

      「停滞と手痛い……」

      「いやそこは、強調しないで欲しい」

      「どうツッコもうか、考えてしまいました」

      「とにかく、こんな駄洒落を言う間もなく59歳の小説家にとっては、自分の原稿を再チェックしながら待てるだけでも幸せなんだよ。悲惨なのは、5月刊の作者の方々で、書店が開いていないものだから、……以下略」

      「大変なんですね」

      「そう。大変なんです」

      「では、ブログどころではありませんね」

      「何をしろ、って?」

      「コンビニでバイトをするとか」

      「私に、コンビニ店員が務まるぐらいなら、もう店長になっていても……まあいいや。とにかく、直しのためのテンションを保つので必死なので、ここでは息抜きさせてくれい」

      「じゃあ、もっとぬるい話題はないんですか」

      「えーとね、『女子高生の無駄づかい』で……」

      「その話は、日を改めましょう。とりあえず、世界のあちこちで必死な人たちに光あれ、と」

      「誰がうまいことを言えと言ったんだ?」

      「じゃあ、三点リーダーの話とどっちがいいですか」

      「それこそ、書くべきではないね。……そういうわけで、停滞状態にあるのを、お許し下さい」

      「下さい」

       

       

       

       

       

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      [DJ883] 『だから僕は音楽を辞めた』(ヨルシカ)

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        「きょうの曲は、鬱状態の人にはちょっときつい歌だと思うので、そういう人は聴かないで下さい。早見慎司です」

        「そういうのは、当分、紹介しないんじゃなかったでしたっけ。アシスタントのブースカです」

        「うん。いま寝ようとして、タオルケットをかぶった瞬間、この曲のことが頭に浮かんでね」

        「それは、よかったじゃないですか」

        「ただ、中身はシビアだよ。……私が頭に浮かんだと言うのは、ヨルシカは『だから僕は音楽を辞めた』という曲を発表しても、やめることはないし、リスナーもそう思うだろう、ってことだね」

        「まあ、それが常識ですねい」

        「でも、私が『だから私は小説を辞めた』、という小説を書いたら、『やめれば』と言われるだけだろう、ってことなのよ」

        「そうですね。で、どうします?」

        「とりあえず、新刊のめどがついたので、それを書きながら、考えてみるよ」

        「しかし、ほんとうに、つまらない話でしたねえ」

        「反省します……」

         

         

         

         

         

         

         

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        [DJ883] 中山ラビ『時よおやすみ』

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          「ちょっと鬱の重い早見です」

          「あらあら、どうしましょ。アシスタントのブースカです」

          「相変わらず、心のこもっていないリアクションをどうも」

          「いやあ、それほどでも」

          「ほめてないっ。きょうの一曲は、TBSの『結婚前夜シリーズ』のテーマ曲でもある、中山ラビの『時よおやすみ』です」

          「選曲の理由は?」

          「ちょっとね。気分が重いときには、明るい歌を聴いてもすなおに聴けないし、暗い歌だとほんとうに死ぬ可能性もあるし、――ということで、適度に明るく、心にしみる曲と言うことで、選んでみました」

          「父ちゃん。しばらくは、人生の応援歌ではないけれど、なんとなく心が安らぐ曲を、もっと定期更新で紹介したらいかがですか」

          「まあ、それはありだねえ。ただ、定期的にとは、約束できないけれど」

          「そんなことだから、アクセス数が増えないんですよ」

          「まあ、いいじゃないの。だらっ、とやろうよ」

          「オラはかまいませんけど、ウィキペディアで『早見慎司』の項目、削除するという警告が出ていますよ」

          「それはそれで、私には関係ないね」

          「あら冷たい」

          「公式サイトが明記されているにも関わらず、『出典不明』と言われているからね。それなら、こっちもこっちで黙殺するだけだ」

          「ちょっとささくれてますね」

          「暗くなるから、この話題はやめようね。とにかく私はここにいて、いまも、ペースは遅いけど、本を出し続けているんだから、それでいいのよ」

          「それは、世をすねた小説家の言い分では?」

          「書くものは、世をすねていないから、それでいいのだ。……ということで、ではまた次回」

          「次回予告は?」

          「あ。そう言えば、アニメの『銀河英雄伝説』は、次回予告が実質ないけど、あれはなんでだろうね」

          「予告編を見せなくても、見る人は毎週見るから、作る必要がないんじゃないんですか」

           

           

           

           

           

           

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          [DJ883]「関ジャム 完全燃SHOW」2019ベスト

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            「父ちゃんです。というわけで」

            「ブースカです。というわけで?」

            「『関ジャム 完全燃SHOW』という番組がありまして」

            「父ちゃんが、毎週録画して見ている番組ですね」

            「そういうときは、『見ている』ではなく『聴いている』では?」

            「まあ、細かいことを気にするのは、仕事のときだけにしておきませんか」

            「同感だね。……で、その番組で、2019年のベスト10選びということで、蔦谷好位置、いしわたり淳治、mabanuaの、『売れっ子プロデューサー』3人が、それぞれ去年のベスト10を選びました」

            「父ちゃんも年末に、個人的ベスト5を選んでましたね」

            「うん。でも、向こうはプロ中のプロだから、聴いている曲の量が全然違う。それに対して何か言うだけで傲慢、と思わないでもない」

            「ま、新年会と言うことで、無礼講と言うことで」

            「その3人が選んだ30曲の中で、私の選んだのと同じ曲が1曲だけあった。しかも、3人の中でも2人がかぶっている1曲なんだな、これが」

            「じらさないで下さい。何ですか?」

            「RADWIMPS『愛にできることはまだあるかい』です」

            「おお、直球ですね」

            「他が聴いたことない曲ばっかりだったので、鮮烈ですね。つまり、私のようなミーハーから、蔦谷好位置のような現場のプロまでが、好きだ、と言っている曲っちゅうことです」

            「うらやましくはありませんか」

            「人をうらやんでいたら、きりがないなあ」

            「とにかく、圧巻の一曲ということですね」

            「解説も面白かったんだけど、それは、番組のものなんで、ネタバレ(かな?)は止めておきます。とにかく、RADWIMPSおめでとうございます」

            「ございます」

             

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            [DJ883] ももいろ歌合戦

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              「松の内も明けましたねえ。ブースカです」

              「あっという間の正月だった……早見です」

              「年末年始の番組はいかがでしたか」

              「パッとしなかったねえ」

              「ももいろクローバーZでも、聴いていたらいかがですか」

              「すでにやっておるわ」

              「さすが、手が早い父ちゃん」

              「ほめてないわっ」

              「で、そのももクロは、年末年始の番組を、ネット配信でやったそうですよ」

              「それを見逃したのが、一ヵ月の不測……」

              「日本語が変です」

              「いいの、それはそれで。とにかく、ネットのことをすっかり忘れていたので、来年は」

              「来年はどうしますか」

              「やっぱり、紅白見て、ジャニーズのカウントダウンを見て、そば食って寝る」

              「あら腰砕けね」

              「紅白は、もう、内容はどうでもいいし、企画もどうでもいいの。ただ、このままだと年が越せないの」

              「めんどくさい父ちゃんですね」

              「で、今年は紅白どっちが勝ったんだ?」

              「見た、という前提で話していたはずですが」

              「疲れたので、まだ途中までしか見てない」

              「やれやれな人ですね」

              「まあ、今年はがんばりますよ」

              「いまのうちに、遅寝の練習ですか」

              「紅白はどうでもいいけど、細かいところには、まだ見るものはあるからね」

              「建て前ですね」

              「本音は、年中行事は変えない、ってことです。あ、RADWIMPS はよかったよ」

               

               

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              [DJ883] 配信の時代

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                「というわけで、だな」

                「というわけですねえ。開けましたねえ」

                「ま、たいていは開けるけどね」

                「去年の中で、気になったニュースはあるですか」

                「動画配信が、ぐいっ、と伸びたような気がするね」

                「それが憂き世というものですか」

                「そうかもしれないねえ」

                「父ちゃん、小説の世界には影響するですか」

                「そうねえ……まだ、紙の本媒体に、経済的には依存しているんだけど、医者の待合室が混んでいるときは、Kindleで池波正太郎の小説を読んでいたりするね」

                「収入的には、いかがですか」

                「お話になりません」

                「なんか、いい方法はないですかねえ」

                「もう20年ぐらい言っているけど、本にCMを入れたらどうなんだろう」

                「そうすると、書きたいことが書けなくなったりしませんか」

                「でもJASRACは、成り立っているよ」

                「むむむ……難しい話は、やめましょうか」

                「そうだね。とにかく、自分の仕事とその流通媒体について、真剣に考えてみないとね」

                「おう、がんばって下さい」

                「はい、がんばります」

                 

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                [DJ883] 明日以外すべて燃やせfeats 宮本浩次(東京スカパラダイスオーケストラ)

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                  早見「前にも取り上げたことあるような気もするけど、父ちゃんです」

                  ブースカ「ちょっと検索したらどうなんですか。アシスタントのブースカです」

                  早見「いま、そういう気力がまるでないのね」

                  ブースカ「スランプですか」

                  早見「ぐさっ」

                  ブースカ「あ、正鵠を射てしまったですね」

                  早見「いろいろあってさ。……こういうときは、人生の応援歌を聴こうと」

                  ブースカ「この曲が人生の応援歌ですか」

                  早見「いっさい押しつけがましい所がないでしょう」

                  ブースカ「それは、そうですねい」

                  早見「こういう風に、応援して欲しいんだな」

                  ブースカ「応援するつもりで書いたわけじゃないからですか」

                  早見「まさに、そういうことですね」

                  ブースカ「フィロソフィーのダンスなんかはどですか」

                  早見「ああ、あれもいいねえ。アルバム買おうかな」

                  ブースカ「お金もないのに、何でもお金で解決するのは、よくないですよ」

                  早見「そうなんだけどね……」

                  ブースカ「あ、またツボを押してしまいましたね。とりあえずみなさん、『かりゆしの島のお迎えごはん』(メディアワークス文庫)を買ってあげて下さい。……それでは、あしたまたはいずれ」

                   

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                  [DJ883] in the future (hitomi)

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                    早見「小室哲哉でも、取り上げるときはあるんだよの早見です」

                    ブースカ「作詞は hitomi 本人 じゃなかったですか」

                    早見「気になる人は、ググって見て下さい。この曲の良さは、ずばり」

                    ブースカ「ずばり?」

                    早見「メロディの音が多いことかな」

                    ブースカ「なんですか、それは」

                    早見「小室哲哉は、後期になるほど、音が少なくなっていくのね。trf の、「Hey! Ledies and Gentleman」なんかは、音符が3つで1曲を作ってしまっています。伴奏には、あと1,2音が入っているけど、ド・レ・ミ(コードをCに直したとき)の3つで、4分40秒の歌を力業で作っているのね。しかも、いわゆるサビはない。ミミミミ、ミレ・ミ・ドどレドと、Aメロが3回、ドドレレ・レ レレ・レレミレというBメロが1つの4小節を、回しているだけというすごいもので、飛行機の中で聴かなかったら、全部は聴けなかったかもしれない」

                    ブースカ「dis ってますね」

                    早見「いや、すごい、とは思うんだけど、私はリズム音痴の気があるので、すごいよりは上に行かなかったのね。で、同じように思う人も多いんじゃないか、と。そんなときには、きょうの一曲、hitomi 「in the future 」と、表題にしなかったけど、「CANDY GIRL」がいいかもよ、という話です。音にバリエイションがあって、全然飽きない。hitomi が、歌を自分のものにしているなあ、と思うのですよ」

                    ブースカ「話がずれたような気がします。なんで「in the future」なんですか」

                    早見「ああ。来週の月曜日に、浦添市仲西のサンエーパルコシティで hitomi が来る、というので、FMでかかっていたのがこの曲だったのね。それだけ」

                    ブースカ「相変わらず、他力本願ですね。まあそれでは、いつものように、またあしたまたはいずれ」

                     

                     

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                    [DJ883] 黒く塗りつぶせ(矢沢永吉)

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                      早見「というわけで、1977年の曲です」

                      ブースカ「父ちゃんが、こういう曲を好きだとは思いませんでした」

                      早見「どうしてだろうねえ。『時間よ止まれ』とかは、そんなに響くものがなかったんだけど、この曲は特別なんですよ」

                      ブースカ「まあ、すなおに、かっこいいですね」

                      早見「私がこの曲をここで取り上げたのは、『ミュージックステーション』で生で歌うのを見たからなんですが」

                      ブースカ「ベタな理由ですね」

                      早見「音楽というのは、向こうからやってくるものなんだよ。小説と同じく」

                      ブースカ「なんか、いいこと言って、好感度上げようとしてませんか」

                      早見「好感度なんか知るかい。私が思うのは、70越したような人が、いちばんホットなステージングを提供してくれる、っていうことね。100歳時代ってことばは大っ嫌いだけど、矢沢永吉なら、100歳になっても歌ってるかも知れないなあ、っていう素直な感動を持たせてくれるところに、この人のすごさもあるし、その後で歌った新曲も、またいいんですね。もう、新曲なんか歌わなくてもいいだろう、ぐらいのキャリアじゃないですか」

                      ブースカ「それを言ったら、父ちゃんももう、ラノベ作家から足を洗う歳じゃないですか」

                      早見「そうだねえ……それについては、いろいろ考えているんだけど、私も、小説を書くことは、ぼけるとか、道っぱたで死ぬまで止めないつもりではいます」

                      ブースカ「話題の新刊、『かりゆしの島のお迎えごはん』の著者紹介に、道ばたでスカウトされてライターになり(実話)とありますが、これは実話なんですか」

                      早見「そこで嘘は書かない。道っぱたでスカウトされて、400字450円(源泉徴収後)で書き始めましたよ。あとは、諦めるってことを知らないから、ここまで来てしまった」

                      ブースカ「だったら父ちゃんも、80になったら80の小説を書けばいいじゃありませんか」

                      早見「80のラノベ……70ぐらいから仕込んでおかなきゃね」

                      ブースカ「父ちゃんは、一作書くのに10年かかるんでしたね」

                      早見「そうなんですよ。って、いつの間にか、私の話になってるじゃないか」

                      ブースカ「じゃあ、1作書くのに10年かかる話は、今度にしましょう。とにかく矢沢永吉かっこいい、ってことで」

                      早見「ファンじゃないけどね」

                      ブースカ「よけいなことは言わないのです。では、またあしたまたはいずれ。」

                       

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