うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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[DJ883} 『クールな恋』オーロラ三人娘

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    「何か、とてつもなくどうでもいい歌が、聴きたくなることってありませんか。早見です」

    「それは、うっかり豚骨醤油ラーメンを食べてしまって、しかたがないので完食したときの気持ちですか。ブースカです」

    「説明分かりにくいけど、要するに、歌に感動も癒やしも求めたくないときよ」

    「どうでもいい歌、ですか……」

    「そんなときに聴きたいのが、オーロラ三人娘の『クールな恋』です。YouTubeで、「オーロラ三人娘 クールな恋」でググって下さい」

    (しばらく曲に聴き入るふたり)

    「な、なるほど。確かにこれは、どうでもいい」

    「でしょ。これは、ザ・ゴールデン・カップスというグループサウンズの曲をカバーした、さる人気アニメの中で歌われた曲なんだけど、茫然と、ただ聴くしかない感じでしょ」

    「そうですねい。へた、というのとも違いますね」

    「心が暗いときには、こんな歌がゴールデンタイム(だと思う)にお茶の間のTVから流れていたことに、思いをはせるのも、またよしというものよ」

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    [DJ883] 『ただ君に晴れ』(ヨルシカ)

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      「というわけで、ヨルシカ2曲目の登場であります。早見です」

      「父ちゃんも、すっかりお気に入りですね。アシスタントのブースカです」

      「おう。月末がクレジットカードの締め日なんで、月が変わったら、アルバム買おうっと♪」

      「この曲の魅力はなんですか」

      「まず、イントロのテンションの高さかな。次にドラマティックな展開と、歌詞」

      「べたぼめですねえ」

      「日和った所がないんだよねえ。ということは、無駄がないということでもある」

      「えーと……はい、了解しました」

      「この曲は、3分19秒なのね。かなりタイトな構成になっていて、かといって余韻がないわけでもなく、後味もいい。……父ちゃんが、音楽について知っている言語を必死にひねり出すと、そういうことになります」

      「父ちゃんは音楽をやっていたんじゃないんですか」

      「子どもの頃の合唱に始まって、初音ミクでオリジナル曲を2曲、作りました」

      「で、挫折した、と」

      「身も蓋もないなあ。でもまあ、そういうことです。作り手ということで言えば、父ちゃんは、リアルタイムでやるものは、できないよ。音楽とか、演劇とか」

      「小説は、『ちょっと待った』が許される世界ですからねえ」

      「もう、『ちょっと待った』まみれだよ。でも、自分にほんとうにできないことを知るのは、悪いことではないと思うんだけど」

      「まあ、父ちゃんの人生ですから、勝手に生きて下さい」

      「小説も、ある意味ではリアルタイムじゃないんですか」

      「否定はしないけれど、肯定もしかねるなあ。難しい話は、今度、また」

      「話す気、ありませんね」

       

       

       

       

       

       

       

       

       

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      [DJ883] 光あれ(フジファブリック)

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        「アシスタントのブースカです。この曲が出てきた、ということは、書くことがありませんね?」

        「たしかにないけれど、なんでフジファブリックと私の状況とかぶるんだい」

        「そう言うと、意味ありげではありませんか」

        「ブースカ。君はまだ分かっていないようだけれど、私のブログは、単なる身辺雑記で、人を楽しませるものじゃないんだよ」

        「あら意外」

        「なんでもいいや。状況の説明だけしておくと、コロナウイルスの影響が、とうとう出版界にも出てきて、作業が停滞しているのが手痛いんだよ」

        「停滞と手痛い……」

        「いやそこは、強調しないで欲しい」

        「どうツッコもうか、考えてしまいました」

        「とにかく、こんな駄洒落を言う間もなく59歳の小説家にとっては、自分の原稿を再チェックしながら待てるだけでも幸せなんだよ。悲惨なのは、5月刊の作者の方々で、書店が開いていないものだから、……以下略」

        「大変なんですね」

        「そう。大変なんです」

        「では、ブログどころではありませんね」

        「何をしろ、って?」

        「コンビニでバイトをするとか」

        「私に、コンビニ店員が務まるぐらいなら、もう店長になっていても……まあいいや。とにかく、直しのためのテンションを保つので必死なので、ここでは息抜きさせてくれい」

        「じゃあ、もっとぬるい話題はないんですか」

        「えーとね、『女子高生の無駄づかい』で……」

        「その話は、日を改めましょう。とりあえず、世界のあちこちで必死な人たちに光あれ、と」

        「誰がうまいことを言えと言ったんだ?」

        「じゃあ、三点リーダーの話とどっちがいいですか」

        「それこそ、書くべきではないね。……そういうわけで、停滞状態にあるのを、お許し下さい」

        「下さい」

         

         

         

         

         

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        [DJ883] 『だから僕は音楽を辞めた』(ヨルシカ)

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          「きょうの曲は、鬱状態の人にはちょっときつい歌だと思うので、そういう人は聴かないで下さい。早見慎司です」

          「そういうのは、当分、紹介しないんじゃなかったでしたっけ。アシスタントのブースカです」

          「うん。いま寝ようとして、タオルケットをかぶった瞬間、この曲のことが頭に浮かんでね」

          「それは、よかったじゃないですか」

          「ただ、中身はシビアだよ。……私が頭に浮かんだと言うのは、ヨルシカは『だから僕は音楽を辞めた』という曲を発表しても、やめることはないし、リスナーもそう思うだろう、ってことだね」

          「まあ、それが常識ですねい」

          「でも、私が『だから私は小説を辞めた』、という小説を書いたら、『やめれば』と言われるだけだろう、ってことなのよ」

          「そうですね。で、どうします?」

          「とりあえず、新刊のめどがついたので、それを書きながら、考えてみるよ」

          「しかし、ほんとうに、つまらない話でしたねえ」

          「反省します……」

           

           

           

           

           

           

           

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          [DJ883] 中山ラビ『時よおやすみ』

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            「ちょっと鬱の重い早見です」

            「あらあら、どうしましょ。アシスタントのブースカです」

            「相変わらず、心のこもっていないリアクションをどうも」

            「いやあ、それほどでも」

            「ほめてないっ。きょうの一曲は、TBSの『結婚前夜シリーズ』のテーマ曲でもある、中山ラビの『時よおやすみ』です」

            「選曲の理由は?」

            「ちょっとね。気分が重いときには、明るい歌を聴いてもすなおに聴けないし、暗い歌だとほんとうに死ぬ可能性もあるし、――ということで、適度に明るく、心にしみる曲と言うことで、選んでみました」

            「父ちゃん。しばらくは、人生の応援歌ではないけれど、なんとなく心が安らぐ曲を、もっと定期更新で紹介したらいかがですか」

            「まあ、それはありだねえ。ただ、定期的にとは、約束できないけれど」

            「そんなことだから、アクセス数が増えないんですよ」

            「まあ、いいじゃないの。だらっ、とやろうよ」

            「オラはかまいませんけど、ウィキペディアで『早見慎司』の項目、削除するという警告が出ていますよ」

            「それはそれで、私には関係ないね」

            「あら冷たい」

            「公式サイトが明記されているにも関わらず、『出典不明』と言われているからね。それなら、こっちもこっちで黙殺するだけだ」

            「ちょっとささくれてますね」

            「暗くなるから、この話題はやめようね。とにかく私はここにいて、いまも、ペースは遅いけど、本を出し続けているんだから、それでいいのよ」

            「それは、世をすねた小説家の言い分では?」

            「書くものは、世をすねていないから、それでいいのだ。……ということで、ではまた次回」

            「次回予告は?」

            「あ。そう言えば、アニメの『銀河英雄伝説』は、次回予告が実質ないけど、あれはなんでだろうね」

            「予告編を見せなくても、見る人は毎週見るから、作る必要がないんじゃないんですか」

             

             

             

             

             

             

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            [DJ883]「関ジャム 完全燃SHOW」2019ベスト

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              「父ちゃんです。というわけで」

              「ブースカです。というわけで?」

              「『関ジャム 完全燃SHOW』という番組がありまして」

              「父ちゃんが、毎週録画して見ている番組ですね」

              「そういうときは、『見ている』ではなく『聴いている』では?」

              「まあ、細かいことを気にするのは、仕事のときだけにしておきませんか」

              「同感だね。……で、その番組で、2019年のベスト10選びということで、蔦谷好位置、いしわたり淳治、mabanuaの、『売れっ子プロデューサー』3人が、それぞれ去年のベスト10を選びました」

              「父ちゃんも年末に、個人的ベスト5を選んでましたね」

              「うん。でも、向こうはプロ中のプロだから、聴いている曲の量が全然違う。それに対して何か言うだけで傲慢、と思わないでもない」

              「ま、新年会と言うことで、無礼講と言うことで」

              「その3人が選んだ30曲の中で、私の選んだのと同じ曲が1曲だけあった。しかも、3人の中でも2人がかぶっている1曲なんだな、これが」

              「じらさないで下さい。何ですか?」

              「RADWIMPS『愛にできることはまだあるかい』です」

              「おお、直球ですね」

              「他が聴いたことない曲ばっかりだったので、鮮烈ですね。つまり、私のようなミーハーから、蔦谷好位置のような現場のプロまでが、好きだ、と言っている曲っちゅうことです」

              「うらやましくはありませんか」

              「人をうらやんでいたら、きりがないなあ」

              「とにかく、圧巻の一曲ということですね」

              「解説も面白かったんだけど、それは、番組のものなんで、ネタバレ(かな?)は止めておきます。とにかく、RADWIMPSおめでとうございます」

              「ございます」

               

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              [DJ883] ももいろ歌合戦

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                「松の内も明けましたねえ。ブースカです」

                「あっという間の正月だった……早見です」

                「年末年始の番組はいかがでしたか」

                「パッとしなかったねえ」

                「ももいろクローバーZでも、聴いていたらいかがですか」

                「すでにやっておるわ」

                「さすが、手が早い父ちゃん」

                「ほめてないわっ」

                「で、そのももクロは、年末年始の番組を、ネット配信でやったそうですよ」

                「それを見逃したのが、一ヵ月の不測……」

                「日本語が変です」

                「いいの、それはそれで。とにかく、ネットのことをすっかり忘れていたので、来年は」

                「来年はどうしますか」

                「やっぱり、紅白見て、ジャニーズのカウントダウンを見て、そば食って寝る」

                「あら腰砕けね」

                「紅白は、もう、内容はどうでもいいし、企画もどうでもいいの。ただ、このままだと年が越せないの」

                「めんどくさい父ちゃんですね」

                「で、今年は紅白どっちが勝ったんだ?」

                「見た、という前提で話していたはずですが」

                「疲れたので、まだ途中までしか見てない」

                「やれやれな人ですね」

                「まあ、今年はがんばりますよ」

                「いまのうちに、遅寝の練習ですか」

                「紅白はどうでもいいけど、細かいところには、まだ見るものはあるからね」

                「建て前ですね」

                「本音は、年中行事は変えない、ってことです。あ、RADWIMPS はよかったよ」

                 

                 

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                [DJ883] 配信の時代

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                  「というわけで、だな」

                  「というわけですねえ。開けましたねえ」

                  「ま、たいていは開けるけどね」

                  「去年の中で、気になったニュースはあるですか」

                  「動画配信が、ぐいっ、と伸びたような気がするね」

                  「それが憂き世というものですか」

                  「そうかもしれないねえ」

                  「父ちゃん、小説の世界には影響するですか」

                  「そうねえ……まだ、紙の本媒体に、経済的には依存しているんだけど、医者の待合室が混んでいるときは、Kindleで池波正太郎の小説を読んでいたりするね」

                  「収入的には、いかがですか」

                  「お話になりません」

                  「なんか、いい方法はないですかねえ」

                  「もう20年ぐらい言っているけど、本にCMを入れたらどうなんだろう」

                  「そうすると、書きたいことが書けなくなったりしませんか」

                  「でもJASRACは、成り立っているよ」

                  「むむむ……難しい話は、やめましょうか」

                  「そうだね。とにかく、自分の仕事とその流通媒体について、真剣に考えてみないとね」

                  「おう、がんばって下さい」

                  「はい、がんばります」

                   

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                  [DJ883] 明日以外すべて燃やせfeats 宮本浩次(東京スカパラダイスオーケストラ)

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                    早見「前にも取り上げたことあるような気もするけど、父ちゃんです」

                    ブースカ「ちょっと検索したらどうなんですか。アシスタントのブースカです」

                    早見「いま、そういう気力がまるでないのね」

                    ブースカ「スランプですか」

                    早見「ぐさっ」

                    ブースカ「あ、正鵠を射てしまったですね」

                    早見「いろいろあってさ。……こういうときは、人生の応援歌を聴こうと」

                    ブースカ「この曲が人生の応援歌ですか」

                    早見「いっさい押しつけがましい所がないでしょう」

                    ブースカ「それは、そうですねい」

                    早見「こういう風に、応援して欲しいんだな」

                    ブースカ「応援するつもりで書いたわけじゃないからですか」

                    早見「まさに、そういうことですね」

                    ブースカ「フィロソフィーのダンスなんかはどですか」

                    早見「ああ、あれもいいねえ。アルバム買おうかな」

                    ブースカ「お金もないのに、何でもお金で解決するのは、よくないですよ」

                    早見「そうなんだけどね……」

                    ブースカ「あ、またツボを押してしまいましたね。とりあえずみなさん、『かりゆしの島のお迎えごはん』(メディアワークス文庫)を買ってあげて下さい。……それでは、あしたまたはいずれ」

                     

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                    [DJ883] in the future (hitomi)

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                      早見「小室哲哉でも、取り上げるときはあるんだよの早見です」

                      ブースカ「作詞は hitomi 本人 じゃなかったですか」

                      早見「気になる人は、ググって見て下さい。この曲の良さは、ずばり」

                      ブースカ「ずばり?」

                      早見「メロディの音が多いことかな」

                      ブースカ「なんですか、それは」

                      早見「小室哲哉は、後期になるほど、音が少なくなっていくのね。trf の、「Hey! Ledies and Gentleman」なんかは、音符が3つで1曲を作ってしまっています。伴奏には、あと1,2音が入っているけど、ド・レ・ミ(コードをCに直したとき)の3つで、4分40秒の歌を力業で作っているのね。しかも、いわゆるサビはない。ミミミミ、ミレ・ミ・ドどレドと、Aメロが3回、ドドレレ・レ レレ・レレミレというBメロが1つの4小節を、回しているだけというすごいもので、飛行機の中で聴かなかったら、全部は聴けなかったかもしれない」

                      ブースカ「dis ってますね」

                      早見「いや、すごい、とは思うんだけど、私はリズム音痴の気があるので、すごいよりは上に行かなかったのね。で、同じように思う人も多いんじゃないか、と。そんなときには、きょうの一曲、hitomi 「in the future 」と、表題にしなかったけど、「CANDY GIRL」がいいかもよ、という話です。音にバリエイションがあって、全然飽きない。hitomi が、歌を自分のものにしているなあ、と思うのですよ」

                      ブースカ「話がずれたような気がします。なんで「in the future」なんですか」

                      早見「ああ。来週の月曜日に、浦添市仲西のサンエーパルコシティで hitomi が来る、というので、FMでかかっていたのがこの曲だったのね。それだけ」

                      ブースカ「相変わらず、他力本願ですね。まあそれでは、いつものように、またあしたまたはいずれ」

                       

                       

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