うらそえ日記

奇談小説家・早見慎司(早見裕司)の公式ブログです。
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そりゃあ先生も走るわ

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     年末年始の計画を立てているのですが、医者、床屋、銀行、郵便局、年賀状、荷物の発送(ちょっとしたクリスマスプレゼントです)……考えているだけで、めまいがしてきました。

     これなら仕事をしていたほうが楽だなあ。

     小説というのは、うまく行くと、快楽物質が出てきて、書けば書くほど楽しいものなんですが、いま、わりとそういう所まで来ていて、自分でも、もてあましています。

     しかし……年賀状が一番大変なのですが、これが手間でして。まず、プリンタを引っ張り出さないと。普段使っているのは、コピーとスキャナー、その気になればFAXができる複合機で、それはそれで、ほとんど商用機なので便利ですが、年賀状は、印刷できないようなんです。

     そんなに、凝った年賀状を作る気は、ないんですが……紙と本と紙と本とPSOne(「こねこもいっしょ」をやるためのもの)をかきわけて、となると、これが面倒でしてねえ。

     とはいえ、私の年賀状は、基本的には仕事の相手と同業者なので、一筆入れておかないと、味がありません。それが百数十枚ですから……ねえ。

     しかし、来年は平成30年ですか。もうそろそろ、平成に生まれた子が、結婚していてもおかしくない状態ではあります。

     さて、年賀状というミッションを、私はクリアできるのでしょうか。

     

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    冷羽〜風の中で〜

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       TV「吸血姫美夕」のドラマCD「吸血姫美夕 ドラマ・スペシャルII」に収めた、「冷羽〜風の中で〜」は、冷羽の幼い頃の回想譚です。

       このドラマについては、すでに触れていますが、李礼仙のひとり芝居(書いたのが、知る人ぞ知る、楠美津香)にヒントを得て、冷羽の過去をじっくりと、ひとり芝居に近いタッチで描いたものですが、キャストもスタッフも、カップリングの「思い出の瞳」(死無と美夕との出逢い)も含めて、多いに乗っていただきました。

       で、「冷羽」は、脚本と、実際の台詞で、2ヵ所違う所があります。すすきの原を歩いているときの、冷羽の母(水谷優子さん……)の「すすきの葉が目に入るかも知れない」が、脚本では、「入るか知れやしない」だったのと、同じくドラマで冷羽が、「ハッと胸を突かれるような」が、脚本では、「ハッと、と胸を突かれるような」になっている所です。

       いずれも、どちらも正しい日本語ですが、脚本の意図としては、古い時代の話なので、古めかしい言い回しにしたのでした。

       それを直された本田保則音響監督は、もちろん分かっていて、やったことに違いないのです。ごく普通のお客さんに、「と、と胸を」とか、「入るか知れやしない」、いまで言うと確かに「入るかも知れやしない」などという言い回しがあることと、それを使うと聴きづらくなる、ということは、仕事で鍛えた本田監督が、分からないはずがありません。それに、「美夕昔語り」では、「六道」や「無間地獄」などを、正しいふりがなに直していただいておりますし、信頼すべき方です。

       悪く言えば、自分のちっぽけなこだわりを通そうとして、作品のポピュラリティを崩すことになるのは、誰も幸せになれません。

       いま、ドラマCDを聴いていますが、冷羽は「そんなことが、何度かあった……かも知れません」と言っていて、この「……」の入るタイミングは、ずいぶん昔からやっていたなあ……と思います。

       「冷羽」と言えば、フクロウの神魔に扮された、大ベテラン、沢りつおさんが、早くスタジオ入りしておられ、ロビーで休憩しながら、「僕はね、フクロウには縁があるんだよ。仮面ライダーのフクロウ男をやったからね」と言っていらして、私は緊張でがちがちだったもので、うまくお話ができなかったのですが、テアトル・エコーのお話など、伺いたいことはたくさんあったので、機を逃して、もったいないことをしました。沢さん、申しわけありませんでした。

       

       

       

       

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      CSで「ハウス」

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         今回は間に合うかな? CSの「日本映画専門チャンネル」で、今月下旬、「HOUSE/ハウス」が複数回、放映されます。

         日本映画専門チャンネル版の「ハウス」は、東宝版DVDと比べて、圧倒的に絵が良く、究極にいい「北米版」がなくても、これを見ていれば、「ハウス」のすごさが分かる、ぐらいの色調なので、まだ見たことのない方は、ぜひ。

         その他の大林映画も上映される予定があるようですが、いま、手許にガイドブックがないので、お許しを。

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        困る年賀状

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           そろそろ、年賀はがきを買う季節になりました。

           一年中で、年賀状と確定申告にしか使わない、インクジェットプリンタ、去年買った替えインクのテストをしてみないと……などと、やることはあるのですが、えーと……。

           私のように、人付き合いの苦手な人間にも、毎年、百のオーダーで年賀状が来て、ありがたい限りなのですが、それでも、困った年賀状はあるものでして。

           

          1)差出人を書き忘れている年賀状……間違いなく、私に宛ててきたものなんですが、誰から来たのか分からない。しかたがないので手紙を書こうとしても、誰なのか分からない。もちろん悪意があるわけではないので、できれば返事を出したいのですが、これが困ります。

           

          2)知らないうちに引っ越している年賀状……年賀状をもらって、初めて引っ越したのを知る年賀状。こういうのは、「事前に宛先を調査する」、というのを郵便局でやっていて、「該当住所なし」となって帰ってきます。ちょっと決まりが悪いですね。

           

          3)誰が亡くなった喪中はがき……私ぐらいの歳になると、喪中が次第に増えてくるのですが、その亡くなった方が、はがきを出して下さった方の父に当たるのか、義父に当たるのか……そういうのが一切書いていないものがあります。

           

          まあ、とにかく出す所には出す、ということに落ち着くのですが、やはり、差出人のない年賀状は、ちょっと困りますね。

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          続・電子辞書。というか辞書。

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             電子辞書で検索速度が飛躍的にアップした私ですが、これのおかげで、国語の意味を詳しく調べることができています。

             難しいことばを知るよりは、日常的に使っている単語の正確な意味を知ることができる、ということです。たとえば、「うたたねをしていた」と書いた直後に、「うたたね」ってこれでよかったかな、と調べると、うたた寝は、(類義の語に「居眠り」があるが、「居眠り」は何かをしている途中で眠ってしまうことの意を表わす。それに対して「転寝(うたたね)は寝床でない所でしばらく寝ることをいう)と、出てきます。これに限らず、知っているつもりで使っている単語、例えば「たたずむ」とか「眉をひそめる」とか、そういうものを正しく使っているか、いつも気にしているのがこの仕事ですので、道具としては、大変有効だと思います。私は自分の日本語力を、そんなに信じてはいません。

             では、紙の辞書はどうか、というと、これは仕事の道具というより、語彙を増やす本、といった感じです。やはり、語彙が貧弱だと小説は痩せる、と私は思っているんですね。

             とはいえ、大きな国語辞典、「大辞林」とか「広辞苑」とかは広げる場所さえないので、主に読んでいるのは、「大辞林」と語釈が似た「明鏡国語辞典」、それに「てにをは辞典」を座机の下に、いつでも取り出せるようにしています。

             「てにをは辞典」(三省堂)というのは、例えば電話をするのか、かけるのか、聴くのか、といった連語の用例を集めたものです。コロケーションというのが近いのかな?(ここで電子辞書を引く)その例を、数多い書籍(「セーラー服と機関銃」から「冥途」まで)から採取し、まとめたものです。小説からも多く集めているので、中には間違いもあるかもしれませんが、日常で使っていて、こんなに役に立った辞典はありません――というぐらいのもんです。

             その他、辞書の話をしていると、きりがないんですが、小説家にとっての辞書は、まな板の上に職人さんが置いたトロのようなものです、……って、最後の最後で、たとえがすべりましたね。失礼。

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